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【ネガティブな感情を変える】反応を変えることの大切さ 無意識を意識する

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人間の身体や心を科学的に捉えるなら、それは全て感覚と反射の集合体である、と考えることができます。

 

人間は、五感で得た情報をもとにさまざまな概念を作り出し、そしてそこに意味づけをするのです。

この意味づけほとんどは、脳の機能によって無意識に行われています。

 

 

例えば、宝くじが当たった、成績が伸びた、給料が上がったなどの良いことがあれば幸福感を感じるでしょうし、逆に、病気になった、ケガをした、FXで資産を溶かした、などの目に遭えば、不幸であると感じます。

 

良いことがあれば幸福感を感じますし、悪いことが起これば不幸を感じる。これは当然のことですね。

幸福を感じる出来事があるならそれは良いことです。

しかし、この幸福感というものは、自分の意思で選択し決定しているわけではありません。そもそも何に対して幸福感を感じるか?というものは、全て自分の意思で決めているわけではありませんよね。

 

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「痛み」という感覚も同じようなものです。

 

痛いのは嫌なものですが、では、身体がどのような状態になったときに痛みを感じるのでしょう?これは、あらかじめ決められた身体の機能を借りて自分が感じているだけであり、自分の意思で痛みという感覚をすべて作り出しているわけではありません。

あらかじめ、「痛みを感じる」という身体の機能が備わっているから、この「痛み」を感じることが出来るのです。

 

 

それでは、ネガティブな感情という感覚はいったい何処から来たものでしょうか?

 

他人から罵られたり、否定的な評価を貰ったり、悪口を言われたり・・・

または、上手く能力が発揮できなかったり、思ったような成果が出せない、孤独を感じる。

否定的感情というのは、自分の存在価値を感じられないようなときに、特に感じやすいですよね。

 

しかし、この否定的感情が湧いてくる一連のメカニズム。これは、あなた自身で選択決定したものでしょうか?

何に対してネガティブな感情を持つか?ポジティブな感情を持つか?という傾向、感じ方は、特に自分の意思で決定したわけではありません。

 

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 罵られる、悪い評価を貰う・・・これ自体が悪いことであると、一体誰が決めたのでしょう?

 

 

身体や脳が反応するのみに任せて、自分の感情を流れるままに放任してしまうと、今現在自分が持っている歪んだ価値観にすら気づかず、作られた感情に取り込まれ、否定的結果へと流されてしまいます。

 

もしもネガティブな感情に自分が支配されてしまうように感じるなら、この一連の所作が起こっていることに「気づく」ことです。

そして、そのような感覚を自分にもたらしている「原因」から、距離を取って離れるようにしましょう。

 

原因から距離を取ることが出来れば、脳が作り出しているこの一連の反応は止まります。

 

また、原因が目の前になくてもネガティブになってしまう場合は、頭の中にいつも原因を置いている可能性があります。

自分をネガティブに落としこむような思考を持っているなら、いったんそれについて考えることを止めなければなりません。

 

否定的感情や肯定的感情は、概念・判断・思考、そして感覚によって作り上げられています。

 

自分の脳は日頃からどのような計算をしているのか?

脳のメカニズムを理解し、適切に取り扱うようにしましょう。

 

 

そうすれば、感情に取り込まれることは少なくなっていくはずです。

 

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