感情と身体の関係 【感情と健康】 心身一如
日ごろ、持ちやすい感情はありますか?
怒りっぽい、心配性、イライラしやすい、調子に乗りやすい・・・
人によって傾向は様々ですが、日ごろからひとつの感情に囚われていると、ストレスに苛まれて健康を壊してしまいます。
あなたは、感情というものがどこで作られると思いますか?
脳の化学反応でしょうか?魂の意識?それとも言葉ですか?
・・・実は感情というのは、肉体なくしては存在できないものです。
肉体の動き、すなわち身体のジェスチャーが伴わなければ、人はそれを感情と認識できません。我々の身体はそのように作られています。
試しに、全く身体を動かさずに怒ることが出来るか、悲しむことができるか、確認してみてください。
多分、ほとんどの方ができないと思います。想像できても、その感情を持つことはほぼできないでしょう。
すなわち、感情というものは身体のジェスチャー、すなわち姿勢によって成り立っているのです。
では、ここから考えてみましょう。常に同じ感情を持ち続けるためには、身体はどうなる必要があるでしょう?
怒るためには、腹筋の特定の場所を固くしていなければなりません。
その状態を維持しなければ、怒りは維持できません。
では、常に怒っている人の腹筋はどうなってしまうでしょう?
ずっと起こり続けていた結果、腹筋は凝り固まってガッチガチになってしまいます。
そして腹筋をガチガチに固めた結果、それによって割を食う腰の筋肉や股関節は当然痛みます。
これが原因で肩こりや腰痛を起こすかもしれません。
そして痛み止めを射って誤魔化したり、頑張って腰や肩をもみほぐすのですが、一向に治る気配がありません。
このようにして、感情の偏りが激しいといずれ健康を壊してしまいます。
最悪、内臓の病気や癌でさえ、感情が原因になるのです。
感情は、一般的に思われている以上に、身体の内部や代謝を大きく変化させているのです。
東洋医学は古来よりこのメカニズムにしっかりと着目していました。
- 怒る者は肝臓を傷む。
- 喜ぶ者は心臓を傷む。
- 思い悩む者は消化器を傷む。
- 心配ばかりする者は肺を傷むのです。
自分自身の感情を観察し、どのような状態にあるかを自覚することは、健康を維持するうえで非常に重要です。
表面的な言動のみならず、自分の感情や思考がどのように動いているか?日頃から意識することは大切です。
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