自己否定のメリット
仕事で成果を出そうと努力をしたり、学校で頑張って勉強したり、さまざまな努力していると、
「 自分はなんてダメなんだ、こんなこともできないのか！ 」
というように、自分をダメな奴だ、能力が低い人間なんだ、と見限ってしまいたくなる時もありますよね。
自分を否定することは苦しいものではありますが、自分をダメな奴だ！と決めた瞬間、その時から努力をやめる理由ができます。
努力を続ける、という苦しみから逃れることができるようになるのです。
一度立ち止まって一息つくことで、考える時間を作ることができるかもしれませんね。
しかし継続は力なりというように、「自分はダメな人間だから」と考えて腐ってしまっては成功できるはずのものも成功できなくなってしまいます。
あまりネガティブになりすぎるのも、自分の歩みを止めてしまう原因になるので考えものです。
しかし逆に、時には自分の限界を知るのもまた大切なことです。
人の能力にはそれぞれ明らかに限界があります。
自分に何ができて、何ができないのか？自分の限界を正しく知る、というのは努力を重ね、成果を挙げる上で大切なことです。
努力しても絶対に報われない、明らかに無謀な挑戦というものもあります。
無理を続けていると、成果がまったく出せず、貴重な人生の時間と労力ばかりを浪費してしまいます。
もしかしたらその無駄にした時間を使って他の分野で同じように努力していれば、大きな成果を出し、才能が花開いていたかもしれないのです。
自己否定の心情が湧いてくるときは、今の努力をただ我武者羅に続けていても結果が出ないことを教えてくれているサインかもしれません。
自分の能力を知り、分をわきまえる。この所作を正しく身に付ければ、必要以上に無駄な努力をせずに済むようになります。
パチンコを頑張って続けていても、賭けた金額が取り返せることは永遠にないのです。
自分の労力を、再び建設的な道を模索するために使うことができるようになります。
努力した結果、どのような結果がもたらされたか、成功なら成功を、失敗なら失敗を素直に受け取らなければならなりません。
結果をしっかりと直視し、現実を受け入れ、考えることはとても大切なことです。
自己否定をするうえで有意義なのは、現在の自分の能力や方法では成功することが絶対にできない、現在の自分に限界があるという事実を正しく知ることができる、ということです。
もしもその否定の原因を解消できるなら、それを解消すればさらに前進し、自己を研鑽・発展させることができます。
逆にもし「明らかに解消ができない」ことが事実なら、自分にそれ以上の無駄な努力を課さず、新しい道を探すためにその力を使うことができるのです。
自己否定は、自身の何らか不調を現している身体からのサインです。
自己否定がやめられない人は、そのようなサインを日ごろ見逃しているんじゃないか？努力の方法や捉え方、手法が誤っていないか？チェックしてみると何か突破口が見つけられるかもしれません。
痛みを感じるからこそ、そこを意識して治すことができる、人生を軌道修正するのもケガを治すのと理屈は同じですね。
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