タンハーが引き起こす 人生の課題と障害

タンハーとマインドブロック

タンハー（渇愛）とは、自分が無意識の領域に抱え込んでいる、マインドブロックのひとつです。

タンハーとは、仏教用語で「渇き、欲望、願望」を意味する言葉です。

つまり、渇き、欲望、願望からくる枯渇感、渇望感によって苦しんでいる状態を指します。

このタンハーは、マインドブロックとよく似ています。間違った思い込みを抱えていると、人生で成功や幸福を得られなくなってしまうのです。

例えば、少し頑張れば何とかなるようなことでも、「どうせだめだから」「絶対に無理」と、初めからあきらめてしまう、すぐにやめてしまう。

逆に絶対に無理なことを「これならできる！」と勘違いして実行し続けてしまう。

このように、潜在意識で現実と大きくずれた思考パターンを持っていたり（固定観念）、非現実的な強い恐れや不安を持っている（偏見や恐怖心、PTSD）と、本来発揮できるはずの才能や力をまったく活かせなくなってしまいます。

ゆがんだ思い込みを強く持っていると、さまざまなポジティブな（プラスとなる）行動、建設的な努力ができなくなってしまうのです。

このゆがんだ思い込みを、専門用語ではマインドブロックと言います。

自分を変えられない、思い通りに物事がすすまない、思ったような成果が出ない・・・

こうした原因の根幹にマインドブロックがあるわけですね。

タンハーが引き寄せる人生の障害 

マインドブロックは、自分で困難を引き起こしている原因を自覚し、ゆがんだ思い込みを手放すことで開放することができます。

自分の持っている思い込みに気づいて、考え方を変える、行動を変えることができれば、解決できるわけですね。

一方、タンハー（渇愛）によって作られるブロックは、考え方や行動を変えるだけでは解決することができません。

なぜなら、そもそも順序が逆だからです。

マインドブロックは、歪んだ思い込みによって行動が縛られている状態です。

ところが一方タンハーは、そもそも歪んだ思い込みを創り出しているのです！

歪んだ思い込みに気づいて、ひとつ手放します。

するとタンハーは新しく歪んだ思い込みを即座に創り出し、無意識のうちに本人を新たに洗脳するのです！

そう、タンハーは歪んだ思い込みの製造装置なのです。

また、タンハー（渇愛）そのものはマインドブロックと異なり、特に無意識の奥深くに巧みに入りこむため、自分の身体や心、そして他人の行動までも無自覚のうちに、勝手に動かしてしまいます。

まさか、自分だけならいざ知らず、他人の行動までもコントロールしているという事実は、信じられないかもしれません。

しかし、実際に無意識の領域で巧妙に、この「他人の意識への介入と操作」は行われています。

• 自分の周囲の人が誰彼かまわず、いつも自分を批判してくる。
• なぜかいつも周囲に人から軽く扱われる
• いつも否定的な意見ばかり返される、けれどもそれが事実のような気がする

自分の周囲にいる他人までもが好き勝手に動かされているとしたら、次から次へと不都合なことが身の回りに起こって当たり前ですよね。

また、タンハーは無意識の奥へ奥へと身を隠す性質があります。

そのため、自分が抱えている問題の本質が、自分の意識からは巧妙に隠されてしまうことで、マインドブロックに気づくために問題を認識する、気づきを得ることさえ難しくなっているのです。

タンハーは波長を低下させ、低い波動を引き寄せる

タンハー（渇愛）は、無意識のうちに心のゆがみや、オーラの消耗、エネルギーの摩耗を引き起こしています。

エネルギーをずっと吸い続けなければタンハーは自分を維持することができません。

タンハーはそれ自身が「生きる」ために、タンハーの所有者である本人のエネルギーを無尽蔵に吸い続けるのです。

まるで寄生虫や呪い、憑依霊のようですね。

タンハーによってエネルギーを消耗すると、様々な強い渇望感や枯渇感、負のエネルギーを、知らないうちに持つようになってしまいます。

すると、その渇望感によって作られた負の感情や波動の低下が引き金となり、様々な問題や、不幸な現実を引き寄せてしまうようになるのです。

• 自分にとって害となる、悪い友人や物事、遊びに関わってしまう
• 人生や仕事で成功できなくなるような行為を、無意識のうちに続けてしまう
• 自分を助けてくれるはずの、良い人が離れていってしまう
• 自分の能力を活かせないような環境を引き寄せてしまう

このような、不都合な事実が次々と身の回りに引き寄せられるようになります。

タンハーを解決するためには

タンハーを根本的に解決するためには、上位のチャクラを開き、高い波動、エネルギー状態を持つことが必要です。

つまり、チャクラを正しく開かなければ、タンハーを根本的に解決し、タンハーに取りつかれない状態を保つことはできないのです。

タンハーは様々な不都合な現実、不運を引き寄せる力を持ちます。

例えば、実際に浮遊霊や不運をもたらすような霊的存在を連れてきて、あなたにベッタリと取りつかせたりすることさえあります。

では、実際にどうすればチャクラが開くのでしょうか？

チャクラが閉じている原因、それは個人によってまったく違います。

ひとりひとりの人生の目的、使命が異なるように、タンハーを解消するために開くべきチャクラも、ひとりひとり違うのです。

そのため、タンハーを解消するために最も最良の方法は、やはりチャクラやオーラがしっかりと視える人、使える先生に個人指導をしてもらうことです。

あなたがオーラが視える、かんたんに扱える「天才」なら、その必要はないかもしれませんけどね。

タンハーを知ったきっかけ

タンハーとはいったい何なのか？

実際にチャネリングで舎利子に直接聞くまでは、そんなものが存在することさえ、私もまったく知りませんでした。

仏教の文献に残されている文章やお経をいくら読んだところで、このような細かい、驚きの事実までは、一切分からないのですから。

いくらお経を舐めるように読んでも、せいぜい、強い枯渇、渇望や欲望にかかわる感情なのだなぁ、という程度しかわかりません。

まさか、タンハーが自分の現実、周囲の他人までも思いのままにコントロールしているとは思わないでしょう。

しかし、これは実際に起こっています。

本人にとっては、そのタンハーによって引き寄せられている現実こそが、今生きている場所、現実になっているのです。

周りを変えるためには、他人に期待せずにまずは自分が変わる必要があります。

しかし、そもそも自分の考えや行動を変えただけでは、明らかに限界があるのです。

隠されている自分のタンハーを見つけ、そのタンハーに取り組んでいくことができれば、劇的に人生が好転します。

タンハーは、自分の考えや行動さえも、無意識のうちに抑え込んでコントロールしてしまうのです。