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実は全身が記憶装置?苦痛を感じるメカニズム

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自分が何らかの精神的苦痛を感じる時、その苦痛は体のどこかを介して感じている、実際に苦痛を感じ取れるように身体を使って苦痛を表現しているという事実はご存じでしょうか?

 

身体というのは不思議なもので、精神的にせよ、身体的にせよ、苦痛を感じるためには、実際に身体自体に痛みや不調を持っていなければなりません。

 

実は、身体の痛みや不調を介さないと、人間にはそれが苦痛だと認識できないのです。

自分が精神的苦痛だと感じるものでも、肉体でその苦痛を再現・出現させているから、その苦痛が現実のものとして実感できるわけですね。

 

もしも人生において何らかの行き詰まり、問題を抱え続けていると、身体はその問題を常に認識できる状態に維持しようとし、その問題をいつでも感じられるように、常に身体をゆがめた状態に置いておくようになります。

 

すなわち、言い換えれば、身体自体が「苦痛の記憶装置」と言えるわけですね。

これは特に苦痛に限った話ではなく、実は様々な情報の貯蔵庫(コンデンサー)として、身体全身が機能しています。

 

例えば、長い間特定の心理的問題を抱えていると、身体もそれに合わせて変化するため、もしも現実的にその問題が過ぎ去ったとしても、身体がそれを覚えているために苦痛から脱出できなくなることがあります。(トラウマやフラッシュバックなど)

これらの苦痛を解消するためには、身体に貯蓄された記憶をゆっくりと流し、蓄えられている苦痛を解消していかなければなりません。

そのために、整体や矯正、ヒーリング、瞑想が一助となりうるでしょう。

 

もしもストレスが非常に多い環境にあれば、例え食べ物や睡眠時間、生活リズムが全く同じ生活をしていても、腸内環境は変化し、血流は低下し、体温が下がり、腸内の悪玉菌がこれでもかというほど大量になります。結果的に下痢や腹痛、皮膚の失調や体力低下を伴うようになり、嫌でも体調不良を実感するようになるでしょう。

また、日頃からネガティブな事ばかりを考えている人は姿勢が丸くなり、全身の筋肉は硬直します。そして固まった姿勢によってネガティブな感情は固定されるようになり、ますます否定的な思考しかできなくなってしまうのです。

 

このように、身体は全身が心や感情を表現している舞台装置として機能します。

 

苦痛に対する抵抗性は、身体が健康であるか?代謝が正常であるか?頑健な身体であるか?が著しく関与しています。

精神論、根性論が通用するためには、実はそれに耐えられる強靭な肉体が必要なのです。

現代人がストレスに弱くなっている理由は、仕事や環境の変化もさることながら、運動不足によって姿勢が固まっていることも一助となっているかもしれません。

 

 

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