バランスを保つ
何事も極端にいかず、バランスを維持することは大切です。
まったく運動をしていない人が翌日から毎日10キロマラソンをするなど、何事も極端から極端へ走るとそのしわ寄せが何かに現れるものです。
かと言って、どのような時でも中立、真ん中を意識していればいいのでしょうか?
時としては、あえて極端に走ることが最も有効な選択であることがあります。
例えば弁護士などがそうです。弁護士は依頼人の立場でものを考えることが仕事であり、訴訟相手のことを意識して中立を貫く、というわけにはいきません。それでは仕事になりませんし、何よりクライアントに対する重大な裏切りとなり、信用も損ねてしまいます。
難しいことではありますが、状況を俯瞰したうえで、最善を尽くすためにその場に応じて、あえて極端な選択を取ることができる人は強いのです。
逆にバランスを意識しすぎるあまり、中立を維持することが、時として最も有害となることがあるのです。