からだの痛み、しびれ 動かない理由 神経の痛みには正しい診断と理解を
- 寝ているときに肩回りがズキズキと痛む
- 腕がしびれて感覚がない
- ふとした時に手足や肩甲骨周りにとつぜん痛みが走る
- 発作のような痛みやしびれが続く
- 腰が痛くなると足が言うことをきかなくなり、歩けなくなる
神経痛は、神経が圧迫されて傷ついたり、ふとしたことが原因で神経が傷ついたりすることで発症することがあります。
非常に身近で害のない神経痛には、例えば長時間正座をしていると足がしびれてくる感覚、また腕に頭をのせて寝ていると、腕の先の感覚が無くなっていることがありますよね?
このように、意外と神経という器官は圧迫に弱く、また傷つきやすいわりには治りにくい組織です。
上記のような、一時的な神経圧迫によって痛みやしびれが起こっている場合は、神経自身が傷ついているわけではないので、しばらくすると痛みやしびれが消えていると思います。
しかし、身体のゆがみや、骨のずれ、ケガや筋肉の異常な硬直によって、神経が長期間圧迫されたり、傷つけられたりしてしまうと、神経本体が大きく傷ついてしまい、炎症をおこしてしまいます。
すると、神経が本来の正しい働きをすることが出来なくなってしまい、神経の信号が切れている部分より先に、強い発作のような痛みやしびれを感じるようになってしまいます。
例えば、首から腕につながっている神経が、首のつけ根で傷ついてしまった場合、発作のような強い痛み(ズキンズキンと定期的に起こる)が、肩や腕の先に現れるようになったり、腕そのものが思い通りにうごかなくなってしまうこともあります。
この様な場合、首のつけ根にある腕の神経が傷ついているわけですから、腕自体には、まったく異常がありません。
「腕や肩がとても張っているなあ・・・なんだか痛いなあ」
と思って、マッサージやストレッチを受けても、神経が原因の場合はほとんど効果が見られず、痛みや発作が悪化していくこともあります。
事故を起こしたり、ケガによって神経がとつぜん切れたものでない限り、神経痛は長い時間をかけて起こってきます。
そして、神経が圧迫されている場所を正しく検査し、「神経の詰まり」を取り除かなければ、この痛みが回復することがありません。
なかなか取れない、発作のように出る肩の痛み、思い通りに身体が動かせない、といった症状は、神経が原因となっている可能性があります。
身体の不調の原因、痛みやしびれの原因、あなたは正しく検査できているでしょうか?
もしも、原因が良くわからない身体の不調があるなら、一度しっかりと診てもらってくださいね。