身体が痛みを起こす原因と対処法【筋肉・関節の痛み】
首や腰、肩など、痛みを起こす原因には、筋肉、関節、加えて神経、内蔵によるものがありますが、これらのいずれも、基本的な痛みが出る原因は、
- 炎症がある
- 支えが失われている
- 固すぎる
- 働いていない
の4つです。
それぞれ痛みが出る原因が違えば、正しい対処法はおのずと異なっています。
- 炎症がある場合→炎症を抑える、冷やすなどして悪化を防ぐ。感染症なら消毒・投薬
- 支えが失われている→支えを作るために固定する。固定して支えが回復するまで安静にする。
- 固すぎる→固い部分を適切に柔らかくする。血流を促し柔らかい組織再生を促す。
- 働いていない→働いていない原因を除去する(圧迫除去・刺激・神経再生など)
これらはとても大切な原則で、例えば
骨盤が痛い!→固いから痛みが出るのか?柔らかいから痛みが出るのか?
を見極めることが、治癒へ導くうえで非常に大切です。
矯正治療というのは、関節を正しい位置へ戻す役割がありますが、それ以上に関節の固さを軽減するもの、関節を緩くする行為でもあります。
もしも骨盤が固いために痛みが起こっている場合、骨盤を正しい位置に戻すとともに柔軟性を回復し、痛みをもたらす原因を除去することにつながります。
しかし、これがもしも「柔らかいために痛みが出ている」場合、骨盤の動きが大きすぎるために、周囲の組織や筋肉に負担がかかって痛みが出ていることもあります。
このようなケースに対してもし無暗に矯正を行ってしまうと、一時的には筋肉が緩んで痛みが取れたとしても、逆に骨盤自体をユルユルにしてしまい、結果的に症状を悪化させてしまうこともあります。
矯正でもマッサージでも、何でもただやればいい、というものではないわけですね。
このようなケースは慢性化した腰痛や足関節捻挫、鎖骨骨折やムチウチなどにも見られ、痛いからと言ってほぐせばいいというものではありません。
ちょっと動かすだけで痛む、関節がゆるい感じがする、夜中にズキズキ痛む、といった症状が続くような場合は、逆にあまり触らない方が回復が早いことがあります。
そのような場合は、正しく包帯で固定する、コルセットやテープなどを使って補強する、という「安静にする」という原則を守るように気をつけましょう。
どのように固定すればいいかわからない、何が原因かがわからない、という場合は早めに信頼できる先生に診てもらいましょう!
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