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カルマ・因縁とは何か?本当の意味

カルマ・因縁とは?

仏教などでカルマという言葉を聞くことがあります。
俗に因縁・因果応報とも言いますね。因縁をつける、とは意味がぜんぜん違いますよ!
 
インドで古来から語られるカルマの法則とは、自分が他人に行った事は、因果応報で必ず自分に返ってくる、というものです。
  
分かりやすいたとえを挙げるなら、
  • 他人を殴ったら殴り返される
  • 目には目を、歯には歯を!
  • 他人にひどいことをすれば、いつか絶対にバチが当たる!
ということですね。
 
しかし、この法則と言われるもの、本当に実在するんでしょうか?

やった分だけやり返される、とは限らない 

やった分だけやり返される、当然、そういうこともありますよね。
犯罪を犯せば、警察に捕まってひどい目にあう。
人に暴力をふるえば、やり返されても文句は言えませんし、泥棒をすれば刑務所行きです。
 
しかし、それはあくまでも治安がちゃんと維持されていれば、管理されていればの話です。
例えば、何もないサハラ砂漠のど真ん中で犯罪を犯しても捕まえる警察はいませんし、咎めることができる人もいないでしょう。
 
そう考えると、やったことが必ずやりかえされる、なんてことは起こりませんよね。
 

ブッダが伝えたかったカルマの本当の意味

では、仏陀が伝えたかったカルマ、因縁とはなんなのでしょう?
それは、因果の法則と呼ばれます。
どのような物事にもその原因となるものがある、という法則です。
 
例えば、あなたが道を歩いていると、石につまづいて転んでしまいました。
 
なぜ転んだのでしょう?
 
それは、そこに石があったからです。
しかし、石があるだけでは、あなたが転ぶことはありません。
そこにあなたがいたから転んだのです。
 
つまり、あなたが石につまづいて転ぶ、という物事が起こるためには、
道に落ちている石 と その道を歩いているあなた
このふたつがないと、あなたが石につまづいて転ぶことはありません。
 
 
これは、様々な物事に、化学や物理の世界でもあてはまります。
 
水素と酸素があるから、化学反応を起こして水ができる。
地面と落ちるリンゴがあるから、落ちたリンゴが地面にぶつかる
警察と犯罪を犯す人がいるから、犯人は警察につかまる
悪口を言われたくない人と、悪口を言う人がいるから、人に悪口を言ったら恨まれる 
 
そして、何事にも原因がある、これは、心の問題にさえも当てはまるのです
 
 
もしも、自分をイライラさせる人が目の前にいた時、
「イライラする、ムカつく、あいつがあんなことをしたから、自分に責任は全くない!!全部こいつが悪いんだ!!」
ということがあるとおもいます。
 
しかし、イライラした原因は、本当に相手にあるでしょうか?
もしかしたら、裁判を起こせばあなたが勝つかもしれません。
社会的には、あなたには責任がないかもしれませんね。
 
けれども、水素と酸素の両方があるから水が存在できる、リンゴと地面があるから、リンゴは地面に落ちられるように、片方だけで物事が出来上がることはありません。
 

自分自身の日頃の言動を振り返ってみましょう

もしも、ある出来事の中で自分が被害者になったとしましょう。
しかし、被害者・加害者の視点を取り払って、単純に因果の視点だけでその原因を見てみれば、
あなたという人間がその場にいること自体が原因になっているともいえるのです。
 
すなわち、あなたの身体、考え方、在り方、日頃の行動の癖、信念や生き方が、相手の在り方と反応を起こすことで、様々な物事や、悲劇をも生み出すことがあるのです。
 
実際に日頃の自分の考えや習慣がゆがんでいると、様々な不幸を引き寄せやすくなります。
そんな時、相手に責任を押し付けると、心は晴れるかもしれません。
しかし実は、原因の一端を自分が握っていることを自覚しなければ、物事は何も解決しないのです。
 
 
他人は自分が思うようには変わってくれません。
道に落ちている石は、あなたのためにどいてはくれませんよ。
あなたが超能力者なら別かもしれませんが。
 
もしも、他人を変えようするなら、結局はあなた自身が先に行動を起こす必要があります。 
日頃から不運ばかり引き寄せてしまう人は、自分がその不幸を引き寄せる原因を作っていないか?一度点検してみると、何か分かるかもしれませんね。
 
 

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