舎利子 道 自己認識療法のブログ

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対人不安の乗り越え方【考え方と感じ方】

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人間関係が恐い、人とかかわること自体に恐怖を感じる・・・

 

特に閉鎖的で協調性を異常なまでに重視する、日本ではあるあるです。

 

 

しかし、だからと言って日本以外の場所なら万事上手くいくか?というと、それも難しいところでしょう。

 

 

協調性を重んじる人や閉鎖的な考えを持っている人は、国外にもいます。

 

もしも居場所を変えても自分の在り方そのものが変わっていなければ、またいずれ同じような人や問題と直面することになるでしょう。

 

 

対人不安は、過去の恐怖や不安が経験となり、その経験が邪魔している。

 

だから、今もその不安が現実化することはなく、ただの妄想である。

 

それに気づくことができれば、あなたは変わることができる。

 

 

時に、心理学的には、このような回答が用意されています。

 

 

 

しかし、結論から言えば、あなたの持っている「恐怖」は妄想でもなければ、ただの記憶の産物でもありません。(ものにもよりますがね)

 

 

もしもあなた自身の人間関係の構築方法、人への接し方に明確な問題があるなら、例えトラウマがなくとも持ち越されているはずです。

 

 

そう、現在も人間関係をぶち壊してしまうような「負のスキル」を保有している状態なんですね。

 

 

そのような現実を無視して「俺を嫌うやつが悪い」とか、「嫌うやつを嫌ってやれば万事解決する」などと自分に思い込ませても、あなたの人間関係の問題が解決することはありません。

 

 

 

例を挙げてみましょう。

 

 

例えば、日頃からお風呂に入る習慣がまったくない人がいるとします。

 

その人は身体全身から強烈な悪臭を放っており、周囲の人からいつも煙たがられています。

 

しかし、周囲の人は人間関係でカドを立てることを恐れているため、注意することをしません。

 

中には、悪臭を気にせずに気さくに接してくれる人もいます。

 

 

当の本人は悪臭がしている自分が当たり前になってしまっているため、自分の臭いにも気が付くことはありません。

また、それが周囲の人に強烈な不快感を与えている事にも気が付いていません。

 

 

そんな中、たまにはあなたにズバリと指摘してくる人がいます。

 

「あんた、ちょっと臭いんだけど?どうにかならないの??気持ち悪いよ!」

 

 

まったく、そんなことに意を介していなかった当人は、当然そんなことを言われて怒り出します。

 

「失礼な奴だ!!俺を差別するのか!!お前のような奴は人間失格だ!!ヒトの風上にも置けないやつだ!!」

 

 

周囲の仲が良い人たちも、「言いすぎじゃないか?」「可哀そうだな」と、同意してくれました。

 

 

 

しかし、実際に本人が悪臭を放っているという事実にはまったく変わりありませんでした。

ただ言い出せないだけで、「臭いから付き合いたくない」と思っている人が大勢いることも事実だったのです。

 

 

 

本人にはまったく悪気がありません。

 

にも関わらず、なぜか就職先がまったく見つからず、結局その人は人生で行き詰ってしまうようになりました。

 

 

 

もしも、このようなことが実際にあったとしたら、

 

「運が悪いだけだ」

 

「社会のシステムのせいだ」

 

「俺を見る目がないだけだ」

 

 

と言い訳をして、解決することがあるでしょうか?

 

 

 

ただ、身体を清潔にさえしていれば万事解決していたとしたら?

 

 

 

 

 

上記の問題は別に悪臭だけに限りません。

 

「いつも他人に喧嘩腰で話しかける癖がある人」

 

「他人を見下すような姿勢でしかコミュニケーションが取れない人」

 

「いつも人を利用しようとばかり考えてばかりいる人」

 

様々なケースで当てはまるでしょう。

 

 

 

 

あなたの不安は現実です

前記は極端な例ではありますが、人間関係に対する苦手意識も、メカニズム自体は似たようなものです。

 

もしもあなたが対人関係を作ることに強い恐怖を抱いていたとしたら、その恐怖が発露する原因を見つける必要があります。

 

 

あなたが苦手としている事、コミュニケーション法、会話テクニック、礼儀作法はありませんか?

 

 

人間は、苦手なことに取り組むのは億劫なものです。

 

直視したくないものです。

 

 

しかし、もしもあなたが人間関係を作るために必須となるスキルが苦手であり、なおかつそこに直視することを避けているとするなら、当然ながらコミュニケーションで失敗が積み上がります。

 

 

結果的に、会話することさえ億劫になってしまっても不思議ではありません。

 

 

このような場合、いくら考え方だけを変えたって、どうにもならないのです。

 

 

 

コミュニケーション障害の原因と成りうるものは3つ 

対人不安は、コミュニケーションの失敗が積み重なった結果、記憶やトラウマが作り出されることで出来上がります。

 

それは事実です。

 

 

しかし、現実としてコミュニケーション力に問題があるものを、記憶やトラウマのせいにしたところで、対人関係が改善することはありません。

 

 

コミュニケーションに問題が出る理由は3つです。

 

  • 自分のコミュ力(礼儀作法)
  • 周囲の人間(周囲の環境)
  • 考え方(哲学・思想・思考・感情)

 

 

これらのいずれかに齟齬をきたした時、コミュニケーション障害が起きると考えてください。

 

では、これら3つのどこに最大の問題があるでしょうか?それは、個人ごとに違います。

 

 

場合によっては、例えば周囲の人間が最大の問題だったとしても、自分のコミュ力を磨けばカバーすることができます。

 

これらの3つは相補関係であり、互いが互いを補うことができるのです。

 

 

しかし、そのためには最大の問題となっている点を、まずは自分が理解していなければなりません。

 

 

 

もしも対人不安が湧いてくるなら、その源泉はどこでしょうか?

 

不安を感じる、その感覚はとても大切なものです。それは妄想でも、気のせいでもありません。

 

 

感じる不安を事実として受け止めてください。

それでは、その不安はどこから来るのか?

 

 

冷静に、客観的にすこしずつ分析してください。

 

もしも原因を特定し、改善することができれば、あなたの対人不安は克服できるでしょう。

 

 

 

 

現実的なスキルや自分の状態が困難を起こす原因となっているケースは非常に多くあります。

 

そんな時に神様や仏様、スピリチュアルや哲学、心理学に頼ってみても、改善することはないのです。

 

 

これらが有効なのは、あくまでも「自分の心や考え方」に原因があった場合のみです!

 

 

 

原因を感じないのならば仕方ありません。

しかし、感覚はトレーニングすることが可能です。

 

たとえ生まれついて感覚が鈍い人でも、意識的に感覚をトレーニングし、理解するように努めれば突破口は必ず見つかります。

 

 

 

原因を見つける意図と、自分を見つめる勇気、そして失敗しても続けようとする意志があれば、解決策は必ず見つかります。

 

恐怖は、自分自身を進化させてくれる、貴重なサインなのです。

 

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