舎利子 道 自己認識療法のブログ

舎利子 道 健康とスピリチュアル・瞑想のブログ

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何が正しいかは自分で見極めなければならない

整体や施術の世界ではよくあることですが、大元の文献や治療法の教科書がいくら正しく記載されていても、それが誤って伝えられていることはよくあることです。

 

例えば、ある治療の大家がすばらしい治療法を編み出し、それをセミナーや勉強会を通じて多くの人に伝えたとします。

 

そして、そこで学んだ弟子が、「あのすばらしい有名な先生の治療を直接学んだ!俺はすごい治療ができるんだぞ!」と豪語してそれを売り物にするわけです。

 

一見すると、見様見真似で先生と同じ手法で同じ手技ができています。

しかし、実際蓋を開けてみれば、その治療効果には雲泥の差があるのです。

 

何故なら、学んだ当の本人が、その治療効果を出すための肝心のポイントを実はわかっていなかったからです。

 

しかし、その弟子が「あの先生から学んだすばらしい治療を行っている!」と豪語していることには変わりありません。

そして、その弟子から治療を受けた人々はこう囁くのです。

 

「あの先生の治療、有名みたいだけど全然大したことなかったよ。名ばかりだよね。」

そうして本家の治療まで貶められてしまいます。

 

たとえ一人の指導者や先生が話していたことでも、ほかの先生も同じことを言っているとは限りません。ちゃんと正しいことを学んでいるかさえも。

最悪、間違って伝えられたことが後継者へ伝えられ、連綿と続いている可能性さえあります。

一度歪められて伝わってしまうと、後々修正が利かなくなることさえあるのです。

 

有名な治療法だから、有名な思想だから、有名な方法だから間違いない!というのは、ただの妄信にしか過ぎないのです。

本当に教わったことは正しいのか?最後は自分で見極めないと、とんでもない偽物を掴まされることもあります。

 

どのようなものも、しっかりとその意義を聞いて、最後は自分の判断で取捨選択していくことが大事ですね。

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