何のために瞑想をするのか?
あなたが瞑想をするとしたら、その目的はどこにあるでしょうか?
日頃から感じる苦痛をなくすため?
それとも、正しいものの見方を得るため?
仕事の集中力をつけるため?
または、心の動きを止めたいから、でしょうか?
一口に瞑想とはいっても、その目的、手段によって得られるものは千差万別です。
いわゆる、一般的に瞑想を邪魔する根源と言われている「魔境」というもの自体が、目的によっては、非常に重要な要素へと変わることさえあります。
(例えばホットケーキを作るには卵が不可欠ですが、みそ汁を作るなら不要なものとなります。)
何事にも限らず、何のために行うのか?目的の選別、取捨選択は非常に重要な要素です。
もしも瞑想を誰かに指導してもらっているなら、その到達点、目的は聞いておいた方が良いでしょう。
そして、その指導者のいう事にただ従っている限りは、指導者の境地を超えることは永遠にできません。
もしも、指導者と自分の瞑想の目的が異なっていた場合、自分にとって必要なものが得られるのか?考えてみる必要があります。
最終的に瞑想を極めるためには、ブッダのおっしゃっている「自灯明」、すなわち、自分で確かめて自分で道を切り開く、自立していくことが大切なのです。