渇愛とチャクラ 不足と苦痛 貪りと不満 健康と感情
たんぱく質、ビタミン、ミネラルなど、栄養が不足すると身体は当然病気になってしまいます。
特定の何かを極端に嫌うことで偏食になると、当然ながら必要な栄養が摂取できなくなって病気になってしまいます。
この理屈は、チャクラやオーラも同じです。
チャクラは、感覚を感じ取り、感覚を維持するための装置です。
地位や能力の優劣、優越感や劣等感、足りないといった感覚も、それを感じるのは、その「感覚」があるからです。
感覚を維持するためには、その感覚を日ごろから、何らかの形で使っていなければなりません。
日頃から目を使っていないと視力は衰えます。
筋肉は全く動かさなければどんどんやせ細っていきます。それと同じです。
例えば、第4チャクラ、ハートチャクラは自意識を制御するという役割を持っています。
自分とはどういう人間か?明確に意識するほど、胸の周囲にエネルギーが満ちていく感じがするでしょう。
自分とはこういう人間だ、こういう形をしていてこのような肉体を持っている、こういう能力を持つ、こういう存在だ、という感覚を維持しているわけです。
同時に、ハートチャクラは心臓の鼓動、代謝速度を適切に保つという機能を担っています。
すなわち、このチャクラに異常をきたすと心臓やその周囲に何らかの病気を作り出す原因となります。
自分を維持するというのは生命を維持するという点においても、自己を保つという点においても極めて重要です。
自分という存在そのものを健全に保つことを日ごろから意識できていないと、エネルギーが枯渇していき、このチャクラは壊れます。結果、同時に心臓や代謝に関連する病気を発症する引き金となるのです。
なぜこのようなことが起こるのでしょう?
なぜなら、自分を健全に保つという感覚そのものが、心臓の鼓動を維持するという感覚と密接にリンクしているからです。
鼓動が健全でないと、人間は自分が適切に保たれているという感覚を維持できないのです。
例えば、自分を適切に維持できない人によく見られるのが、依存体質です。
依存体質の人は、自分だけでは自分自身を支えられない、すなわち適切に維持できない!という感覚が極めて強い人です。
依存しないと自分を支えられない!という感覚を維持するためには心臓の鼓動に日頃から何らかの異常を持っていなければなりません。
そうしないと依存したいという感覚を維持できないからです。
こうして、不適切な貪りを持っている人は、不健全な感情をチャクラに作り出し、結果的に身体まで自己実現して病気にしてしまいます。
こうして感情やチャクラの状態は、最終的に肉体に反映されるのです。
このようにチャクラと感情、健康は切っても切れない関係にあります。
日頃から貪りの心が強い人は、その心を維持するために身体に無理をかけるわけです。